昔話をゲーム化できる「Playbrary」が登場しました。
この革新的なプラットフォームは、古典的な物語をゲーム化することで、物語を全く新しい形で楽しむ方法を提供します。
たとえば、「シャーロック・ホームズ」のような物語がインタラクティブなゲームに変わるそう。
シンガポール国立図書館が昔話をAIに読み込ませてゲームを作った
Fans of classic book titles now can experience these tales as games using ChatGPT.
More than 1,000 public domain books — including The Adventures of Sherlock Holmes, Pride and Prejudice, and 20,000 Leagues Under the Sea — can be converted into adventure games using generative artificial intelligence (GenAI), said Singapore’s National Library Board (NLB).
A simple ChatGPT prompt turns a classic story like Sherlock Holmes into a game
シンガポール国立図書館委員会(NLB)は、ChatGPTと連携し、クラシック文学をインタラクティブなゲーム体験へと変換する新しいプロジェクト「Playbrary」を立ち上げました。
この取り組みにより、『シャーロック・ホームズの冒険』や『高慢と偏見』、『海底二万マイル』など、1,000以上のパブリックドメインに属する作品がデジタルアドベンチャーゲームへと生まれ変わります。
「Playbrary」でゲームをプレイする方法
このプロジェクトは、文学作品を対話形式のゲームとして再解釈することで、読書とデジタルプレイの魅力を組み合わせ、より幅広い層に古典文学に親しんでもらうことを目指しています。
タイトルをChatGPTに読み込ませる
ユーザーはChatGPTのプロンプトに書籍のタイトルを入力するだけで、その作品を基にしたゲームを楽しむことができるようになります。
シャーロック・ホームズなどの本が対応
例えば、「Playbrary」では、ユーザーがシャーロック・ホームズとなり、ジョン・ワトソン博士と共に謎を解き明かすことが可能です。これにより、従来の読書体験がインタラクティブな冒険へと拡張されるわけです。
「Playbrary」のプレイ条件
NLBの取り組みは、登録や特別な条件なしに誰もがアクセスできるよう設計されており、さらに、これらのゲーム体験は無料で提供されています。
ただし、より充実したゲーム体験を求めるユーザーには、有料のChatGPTサブスクリプションが推奨される場合もあります。現在のところ、PlaybraryのゲームはChatGPT 3.5の無料版で利用可能ですが、図書館委員会は将来的に更に多くの古典タイトルを追加する計画を持っています。
なぜ「Playbrary」が作られやのか
このプロジェクトは、読書を促進し、新しい技術を通じて文化的遺産を次世代に継承するためのNLBの戦略的な試みの一環として位置づけられています。NLB CEOのン・チャー・ポン氏によると、「Playbraryを通じて、より多くの人々がこれらの古典に興味を持ち、読書を楽しむことを期待している」とのことです。
この取り組みは、デジタルネイティブな若年層に特に響くものと見られており、教育と娯楽の融合を図る革新的なアプローチとして注目されています。
まとめ
Playbraryにより、ユーザーはただ読むだけでなく、物語に積極的に参加することが可能になります。
ChatGPTの技術を利用して、物語のキャラクターや事件に関する選択肢を提示し、ユーザーの選択に基づいて物語が展開します。
これにより、教育的な価値も高く、特に子どもたちにとっては、読書への興味を深める新しい方法となるでしょう。