Netflix「動画質を上げるため価格改定する。上限はない」→マジかよ

Netflixが、提供する動画の質を向上させるために、2025年以降にサービスの料金を改定することを発表しました。

この変更により、視聴体験をより良くするための新しい技術やコンテンツの導入が計画されていますが、その反面、料金が上がることになり、どこまで高くなるかの上限は設定されていません。

目次

Netflixが「利益重視の戦略」に移行するそう

Netflix is moving beyond subscriber numbers. In its first quarter earnings results released on Thursday, Netflix announced that it will stop reporting quarterly membership numbers in 2025 because subscribers are “just one component” of its growth. The change comes after a quarter where it added 9.3 million subscribers, growing to more than 270 million members globally.

Netflix is all about the money, not the members

Netflixが会員数の報告を停止し、利益重視の戦略に移行することを決定しました。

これは、広告プランの導入や有料アカウントシェアリングの拡大といった新しい収益源に焦点を当てる一環です。

Netflix戦略は、ストリーミングサービス業界では異例

長年にわたり、ストリーミングサービス業界では会員数が重要な指標とされてきましたが、Netflixはこれを変更する方針を示しています。

Netflixは最近の決算報告で、930万人の新規会員を獲得し、全世界での総会員数が2億7千万人を超えると発表しました。

しかし、2025年からは四半期ごとの会員数の報告を中止するとのこと。

Netflixの新しい戦略

新規会員の獲得だけでなく、既存会員からの収益最大化を目指すこの新戦略は、業界内でどのような影響をもたらすのでしょうか?

広告収入や有料アカウントシェアリングを導入

広告収入や有料アカウントシェアリングなど新しい収益源を重視する方向にシフトします。これにより、会員数よりも会員のエンゲージメントや収益性が重要視されることになります。

広告付きプランなど「プラン制」を導入

Netflixは広告付きプランや価格差のある複数プランを導入し、地域ごとの収益やエンゲージメントを重視する新しいビジネスモデルを採用しています。これは、伝統的なケーブルテレビのビジネスモデルに近づいており、単純な会員数の増加よりも、より持続可能な収益を生み出すことに焦点を当てています。

価格の改定

また、Netflixは会員が提供するエンターテインメント価値に応じて料金を引き上げる可能性があるとしており、価値提供の質をさらに高めることが求められています。しかも、この価格には「上限がない」としています。

Netflixはよりテレビに近いものとなる

トリーミングサービスはますますケーブルテレビに近づいています。ネットフリックスは、サービスに登録する人々に価値を見出すのではなく、彼らが解約せず、もしかしたら追加メンバーへの有料アカウントシェアリングを利用してくれるだろうと賭けているのです。

この変更は、Netflixがどのように市場の需要と競争に応じて進化しているかを示しており、将来的にはより効率的で収益性の高いモデルへと移行していくことを意味しています。

まとめ

Netflixの価格改定は、より高品質な動画体験を提供するための投資とされていますが、料金の上限がないために、利用者にとっては負担が大きくなる可能性があります。

このような状況で、Netflixがどのように利用者のニーズに応え、同時に競争力を維持していくかが重要なポイントとなります。視聴者は料金の増加を考慮しつつ、サービスの価値を見極める必要があるでしょう。

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この記事を書いた人

産後に子育てしながら、独学でウェブの勉強を始め、現在はアメリカのベンチャー企業にフルリモートで勤務。
副業として国内の中小企業のウェブ事業支援を個人で行っており、制作したサイトが、週刊文春や読売新聞に掲載された実績をもつ。

趣味は子供とアニメを見ながらゴロゴロすること。

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