Facebookに新しい動画機能が追加されます。
新しい動画プレーヤーがTikTokよりも便利かつ人気が出ることを狙って公開されたと見られています。一体どんな機能なのでしょうか。
Facebookの新しい縦型動画プレーヤーの便利機能
Facebook is introducing a new, full-screen video player on Wednesday, which offers a more consistent design and experience for all types of video lengths, including short-form Reels, long-form videos and even Live content. The upgraded player, which will first launch in the U.S. and Canada, aims to streamline the experience for both watching and sharing video content.
Facebook takes on TikTok with a new, vertical-first video player
Facebookが、新しいビデオプレーヤーを発表しました。
YouTubeやTikTokといった他の動画プラットフォームとの競争においても、アルゴリズムに基づく動画推薦により優位に立つことができるでしょう。
今後Facebookは、さまざまな動画フォーマットを推薦の対象に含めることができるようになり、ユーザーにとってより豊富な動画コンテンツを提供することが可能になります。
より長く関連性のある動画がお勧めされる
このプレーヤーは、短い動画から長い動画、さらにはリアルタイムでのライブストリーミングまで、あらゆる種類の動画に対応。すでにアメリカとカナダで利用されており、より簡単に動画の視聴や共有ができます。
特に注目すべき点は、縦型動画。動画の長さや種類に関係なく再生できます。また、関連性が高い動画をおすすめとして配信できるようにするとのことです。
企業ユーザーは広告誘導を狙うことができる
この変更により、動画の制作者や広告主にとって重要な、視聴時間や視聴回数、そしてリーチといった指標に大きな影響を与える可能性があります。
Facebookにとっては、この新機能により、プラットフォーム上での動画視聴者数を増やし、結果としてユーザーがサイトに滞在する時間や広告の表示・クリック回数を増加させることが期待されます。
Facebook動画の3つの狙い
動画の世界は日々進化しており、Facebookもその波に乗っています。Facebookでは、動画をより楽しむように、新しい機能を追加したとのこと。
フルスクリーンや10秒送りにも対応
これには、動画を見やすくするためのフルスクリーンモードや、動画を素早く進めたり戻したりすることができるスライダーが含まれています。また、動画をタップするだけで一時停止したり、10秒間早送りや巻き戻しをしたりすることができるようになりました。
動画業界に倣い縦型動画にシフト
特に注目すべきは、Facebookが縦型動画をデフォルトで表示するようになったことです。これは、スマートフォンを使って動画を見る人が多い現代において、より自然で快適な視聴体験を提供するためです。
しかし、横向きの動画を好むユーザーのために、フルスクリーンモードで横向きにも対応しています。これは、競合他社であるTikTokが横向き動画や長編コンテンツをテストしていることに対抗する動きとも言えるでしょう。
若い世代の獲得のための戦略
Facebookのこの新しい動画プレーヤーは、まずアメリカとカナダでiOSとAndroid端末に導入され、その後世界中に広がる予定です。
特に若い世代のユーザーにとって魅力的であり、Facebookが新しい視聴者を引きつける手助けとなることでしょう。動画は私たちの生活に欠かせないエンターテイメントの形となっており、Facebookはその最前線に立っているのです。
まとめ
各SNSが、次々にショート動画の王様TikTokへの対抗策を打ち出しています。
ショート動画は、10〜20代の若い世代を取り込める魅力的な市場です。今後ショート動画はより便利に面白くなるかもしれません。
