【要注意】WordPressプラグイン「Automatic」に重大な問題発生

WordPressプラグイン「Automatic」に深刻なセキュリティ問題が発生しました。この問題は、プラグインが適切に更新されていないために、悪意のあるハッカーに悪用されやすい状態になっています。

この問題により、多くのWordPressサイトが危険にさらされており、サイト管理者は対策を急ぐ必要があります。では、一体どんな対策が必要なのでしょうか。

目次

WordPressプラグイン「Automatic」に重大な問題発生

Hackers are assailing websites using a prominent WordPress plugin with millions of attempts to exploit a high-severity vulnerability that allows complete takeover, researchers said.

The vulnerability resides in WordPress Automatic, a plugin with more than 38,000 paying customers. Websites running the WordPress content management system use it to incorporate content from other sites.

Hackers try to exploit WordPress plugin vulnerability that’s as severe as it gets

WordPressのあるプラグインに大きな問題が見つかりました。

このプラグインは、ハッカーがウェブサイトを乗っ取りやすくなる「脆弱性」が発覚。「WordPress Automatic」という、他のサイトから記事や写真を自動で自分のサイトに追加する機能があるプラグインの使用者は今すぐ対策が必要です。

「Automatic」の脆弱性の危険性が非常に高い

この脆弱性の危険性は非常に高く、すでに何百万回もの攻撃が試みられていると報告されています。攻撃が始まると、ハッカーはまずデータベースに不正な命令を送り込みます。

その後、自分が管理者であるかのように振る舞い、ウェブサイトに悪意のあるプログラムをアップロードしたり、ファイルの名前を変えたりして、さらに深くウェブサイトを掌握します。

この便利なプラグインを使っているサイトはとても多く、38,000人以上の有料顧客がいます。

研究者たちは、このプラグインの古いバージョンに非常に危険な脆弱性があることを発見しました。

この脆弱性は「SQLインジェクション」と呼ばれるタイプで、ハッカーが特殊なコードをウェブサイトのデータベースに送り込むことができます。これにより、ハッカーはウェブサイトの情報を見たり、変更したり、自分のコントロール下に置くことができるようになります。

WordPressプラグイン「Automatic」の対策方法

この脆弱性を利用した攻撃は非常に巧妙で、一度侵入されると取り除くのが難しいため、早めの対策が必要です。

最新バージョンに更新を

この問題に対処するため、プラグインの開発者は新しいバージョンをリリースして修正パッチを提供しました。しかしその情報はすぐには広まらず、多くのユーザーがリスクにさらされている可能性があります。

もし自分のサイトでこのプラグインを使っている場合は、すぐに最新のバージョンに更新して、安全を確保することが重要です。

定期的なセキュリティチェックを

また、ウェブサイトの安全を守るためには、定期的にセキュリティチェックを行い、怪しい活動や異常がないかを確認することも大切です。

まとめ

「Automatic」プラグインの脆弱性を悪用した攻撃は、サイトに不正なスクリプトを注入し、訪問者を悪意のあるページへ誘導するものです。WordPressの管理者は、プラグインの更新を確実に行い、不要なプラグインは削除することが推奨されます。

この一連の対策により、セキュリティリスクを軽減できます。ぜひ、対策してみてください。

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この記事を書いた人

産後に子育てしながら、独学でウェブの勉強を始め、現在はアメリカのベンチャー企業にフルリモートで勤務。
副業として国内の中小企業のウェブ事業支援を個人で行っており、制作したサイトが、週刊文春や読売新聞に掲載された実績をもつ。

趣味は子供とアニメを見ながらゴロゴロすること。

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