Metaの広告収益が爆上がりしています。
特にAIの導入が功を奏し、需要も増加しました。Metaの総収益も大幅に伸び、新しいAI投資に対する期待が高まっています。
今回は、需要が爆上がりした２つの理由についてフォーカスしていきます。
Meta広告収益が爆上がり！
Meta’s ad revenue increased 27% in Q1 2024, a significant improvement over the 4% growth it saw in the same quarter a year ago.
Advertising revenue was $35.6 billion in Q1 2024 compared to $28.1 billion in Q1 2023. This success helped drive total Meta revenue to grow 27% year-on-year from $28.6 billion in Q1 2023 to $46.4.1 billion in Q1 2024.
Meta ad revenue jumps 27% in Q1 2024
2024年第1四半期におけるMeta（旧Facebook社）の広告収益が、前年同期比で27%増加したことが発表されました。これは、前年の同じ期間に比べて大幅な改善です。
2023年第1四半期には広告収益が281億ドルだったのに対し、2024年第1四半期には356億ドルに上りました。これにより、Metaの総収益も286億ドルから464億ドルへと27%増加しました。
Meta広告収益が爆上がりした２つの理由
「Advantage+」の需要が高かった
CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、特にAIを活用した広告ツール「Advantage+ Shopping」と「Advantage+ App Campaigns」が、収益増加に大きく寄与したと指摘。これらのツールを通じて得られた収益は、昨年から2倍以上に増加したと述べました。
Meta関連の広告需要もアップした
また、Metaの「アプリファミリー」（Facebook、Instagram、Messenger、WhatsApp）においても、広告の平均価格が6%増加し、広告の表示回数（インプレッション数）は20%増加、1日あたりのアクティブユーザー数は7%増加して32億4,000万人に達しました。
今後Meta広告の需要がさらにアップする２つの可能性
一方で、ザッカーバーグ氏は、将来的にMeta AIを活用した検索広告を導入する計画は現在のところないと明言しましたが、長期的にはMeta AIを介した広告や有料コンテンツの導入の可能性に言及しました。
MetaがAI技術への投資を加速している
これは、より大規模なモデルや多くのコンピューティングリソースを要するプレミアム機能などに資金を提供するための一環として考えられています。
さらに、MetaはAI技術への投資を加速しており、今年は350億ドルから400億ドルを投資する予定です。
先週、Facebook、Instagram、WhatsApp、MessengerにMeta AIアシスタントが導入され、既に何千万人ものユーザーがこの新機能を試しているとのことです。
SNSのThreadsのユーザー数増加も追い風に
また、Metaは人気の高まっているソーシャルメディアプラットフォーム「Threads」においても、月間アクティブユーザー数が1億5,000万人に達し、これが広告市場における新たな機会を生み出していると考えられています。
このように、Metaの広告事業は大きな成長を遂げており、業界全体にとっても良い兆しとされています。今後もGoogleやMicrosoftといった他の大手企業の動向と合わせて、さらなる市場の動向が注目されています。
まとめ
Metaの広告収益が大幅に増加し、特にAI技術の活用が成果を上げ始めています。
この技術により広告のターゲティングが向上し、より多くのユーザーへ効率的にアプローチ可能になりました。しかし、広告の価格が上がる可能性もあり、事業者はコストと効果を慎重に考える必要があります。
