TikTokに変わるアプリ登場か?「Spotlight」の人気が世界で爆上がり

新しいアプリ「Spotlight」が、TikTokに代わるかもしれません。

Snapchatが開発したこのプラットフォームは、短いビデオを楽しむための場所で、急速に人気を集めています。特に、ユーザーのウォッチタイムが前四半期に比べて125%も増加し、多くの国で急激な成長を見せています。

そんな「Spotlight」についてご紹介したいと思います。

目次

Spotlightの総再生時間が125%増加

As part of its Q1 2024 earning release, Snap revealed that total watch time on its TikTok competitor, Spotlight, increased more than 125% year-over-year. Snapchat launched the TikTok-like feed in late 2020 as a way to compete with the rising popularity of TikTok. The company is touting the success of its short-from video feed a day after President Biden signed a bill that would ban TikTok if its Chinese parent company, ByteDance, fails to sell it within a year.

Snap says total watch time on its TikTok competitor increased more than 125%

Snap社の収益報告で、自社のビデオプラットフォーム「Spotlight」の総再生時間が前年比125%以上増加したことを発表しました。

そもそもSpotlightとは?

Spotlightは、中国企業が運営する人気アプリ「TikTok」に対抗するため、2020年末にSnapchat内に導入されたショートビデオフィードです。

この機能を通じて、ユーザーはクリエイティブなビデオを作成し、それをSnapchatコミュニティと共有することができます。投稿されたビデオは、人気があるものが多くのユーザーに見られるように選ばれ、特に面白いものや創造的なものは大きな注目を集めることがあります。

また、SnapchatはSpotlightを通じて高い人気を得た投稿に対して報酬を提供することもあります。

Snapchatの人気が爆発した理由

Snap社は、過去1年間でより効果的なランキングモデルを開発し、ユーザーのコンテンツへの関与を高めるための努力をしてきました。

TikTokのようなショートフィードを導入

この増加は、SnapchatがTikTokのような機能を取り入れたことで、ユーザーがビデオコンテンツの視聴に費やす時間が全体的に増加したためです。

AIレンズを導入

Snap社はまた、ユーザーが利用した機械学習(ML)および人工知能(AI)を活用したレンズの数が前年比で50%以上増加したことを強調しました。

AIレンズは、自分の顔や友達の顔、ペットなどをかわいらしいアニメキャラクターに変えて楽しむことができる機能。ユーザーがカメラで撮影した対象をアニメスタイルに変換することができます。

Snapchatのユーザー数が鰻登りに増加した2つの理由

この四半期のSnapchatの日常的なアクティブユーザー数は、前年同期に比べて3900万人増の4億2200万人に達し、その成長率は10%でした。さらに、有料サービス「Snapchat+」の加入者数は前年同期比で3倍以上増加し、その数は900万人を超えています。

Snapchatに広告を出稿した中小企業も増加

同社のこの四半期の収益は、前年同期比21%増の119万5000ドルで、2桁成長を達成しました。この成長は主に、広告プラットフォームの改善と、直接反応型(DR)広告ソリューションへの需要増によるものです。Snapchatで広告を出稿する中小企業の数も、前年比で85%増加しました。

Snapの株価も増加

これらの好調な結果を受け、Snapの株価は報告日の取引後に26%以上上昇しました。また、2月には従業員の10%を削減したものの、同社は2024年にかけて従業員数が緩やかに増加すると見込んでいます。

まとめ

「Spotlight」は、そのシンプルで使いやすいインターフェースと楽しいコンテンツで若者たちに支持されています。

Snapchatのこの新しい動きは、ソーシャルメディア市場での競争を激化させ、TikTokだけでなく他のプラットフォームにも挑戦する可能性を示しています。今後、このアプリの展開とユーザー数の増加が楽しみですね。

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この記事を書いた人

産後に子育てしながら、独学でウェブの勉強を始め、現在はアメリカのベンチャー企業にフルリモートで勤務。
副業として国内の中小企業のウェブ事業支援を個人で行っており、制作したサイトが、週刊文春や読売新聞に掲載された実績をもつ。

趣味は子供とアニメを見ながらゴロゴロすること。

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