Adobeの「AIアシスタント」は、約3兆個のPDF文書をまとめてくれるらしい

Adobe社が、長い文章をすぐに要約してくれるAIを発表しました。

わからないことに対して質問にも答えてくれるほか、大切な情報をメールやレポート、プレゼンテーションにまとめてくれる機能もあります。

そこで今回は、Adobeの「AIアシスタント」のすごい機能についてご紹介します。

目次

Adobeの「AIアシスタント」で、PDFファイルが超絶便利になる

SAN JOSE, Calif. – Today, Adobe (Nasdaq:ADBE) introduced AI Assistant in beta, a new generative AI-powered conversational engine in Reader and Acrobat. Deeply integrated into Reader and Acrobat workflows, AI Assistant instantly generates summaries and insights from long documents, answers questions and formats information for sharing in emails, reports and presentations.

Adobe Brings Conversational AI to Trillions of PDFs with the New AI Assistant in Reader and Acrobat

アドビ社が新しいAIアシスタントを発表しました。

これは、ReaderとAcrobatのプログラムに組み込まれており、PDF文書の要約や質問への回答などを行うことができます。このAIアシスタントは、世界中の約3兆個のPDF文書に新しい価値をもたらすことが期待されています。

Adobeの「AIアシスタント」の5つのすごい機能

では、このAIアシスタントにはどんな機能があるのでしょうか。

1、「結局これってどういうことなの?」に答えてくれる

まず、PDFの中身を見て、何について質問したらいいかを教えてくれます。そして、その文書に何が書いてあるのか、質問に答えてくれるんです。これは、話しているような感じで使えるので、とても直感的です。

2、「何が書いているか3行で教えて」に答えてくれる

次に、「生成された概要」という機能があります。これは、長い文書を短い要約にして、内容を簡単に理解できるようにしてくれます。また、「インテリジェント引用」という機能もあります。これは、AIアシスタントが答えたことの出所を簡単に確認できるようにするものです。

3、「その内容どの部分に書いてるの?」を教えてくれる

さらに、「簡単なナビゲーション」という機能があります。これは、長い文書の中から必要な情報をすぐに見つけられるように、クリックするだけで移動できるリンクを提供してくれます。これにより、大切な情報を探したり、それに対応したりする時間を節約できます。

4、「PDFをエクセルでまとめておいて」を実行してくれる

そして、「書式設定された出力」という機能もあります。これは、AIアシスタントに情報をまとめてもらい、それをメールやプレゼンテーション、レポートなどの形にしてくれるんです。コピーして貼り付けたり、転送したりするのも簡単です。

5、「個人情報だから他のファイルに使用しないで」を守ってくれる

最後に、このAIアシスタントは、お客様のデータをとても大切にしています。ReaderとAcrobatのAIアシスタント機能は、厳しいデータセキュリティのルールに従って管理されていて、お客様の文書の内容を、お客様の許可なしに使ったり保存したりすることはありません。

AIアシスタントは、個人でも企業でも使用できる

AIアシスタントは、個人のユーザーから大きな会社まで、誰もが安心して使えるように設計されています。特に大企業向けには、より高度なセキュリティと情報管理の機能が提供されています。

アドビ社は、AIアシスタントを開発する際に、倫理的な観点を重視しており、さまざまなユーザーのニーズに応えるために、最も優れた技術を選んで使用しています。

そして、アドビ社は、他社のAI技術によって自社の顧客データが使われることを禁じており、デジタル文書における安全で責任あるAIの使用をリードしています。このように、アドビ社は私たちが情報を扱う上で欠かせない存在となっているのです。

料金はサブスク制

現在、AIアシスタントはベータ版ですが、以降は、新しい追加のサブスクリプションプランを通じて、AIアシスタントのすべての機能を使えるようになります。

この新しいプランでは、AIアシスタントがさらに便利に。今のところ、AIアシスタントの新しい機能は、Acrobat StandardやPro Individual、Teamsサブスクリプションプランのベータ版として、パソコンやインターネット上で英語でしか使えません。

今後は他の言語でのサービスも計画されていて、企業向けには特別なプライベートベータ版が用意されています。日本語対応ができるようになれば、AIアシスタントを使って、もっと簡単に仕事ができるようになるかもしれません。

まとめ

AIアシスタントは、PDFだけでなく、WordやPowerPoint、会議録など、いろいろな種類の文書でも使えます。これで、みなさんの仕事がもっと楽に、もっと早くできるようになるといいですね!

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この記事を書いた人

産後に子育てしながら、独学でウェブの勉強を始め、現在はアメリカのベンチャー企業にフルリモートで勤務。
副業として国内の中小企業のウェブ事業支援を個人で行っており、制作したサイトが、週刊文春や読売新聞に掲載された実績をもつ。

趣味は子供とアニメを見ながらゴロゴロすること。

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