【2024年予想】さらにAIはどんな風に進化していく?今年の人工知能予想

2023年5月26日にChat GPTが登場してから、私たちの生活にAIは欠かせないものになってきました。そして、2024年はAI市場はどう変わるのでしょうか。

今回は、2024年のAI市場の予測についてご紹介していきます。

目次

2024年で進化が期待される3つのジャンル

How did we do? Our four big bets for 2023 were that the next big thing in chatbots would be multimodal; that policymakers would draw up tough new regulations ; Big Tech would feel pressure from open-source startups; and that AI would change big pharma for good.

What’s next for AI in 2024

GPT-4やGeminiのように優秀なAIは、テキストだけでなく画像や音声も理解できるようになりました。

アメリカ政府は、AIに関する新しい規制を導入し、バイデン大統領やEUは、12月にAI法を合意。さらにオープンソースのスタートアップは大手テック企業に挑戦し、AIは業界に革命をもたらす可能性を秘めています。

2024年に更なる進化が期待される3つのジャンルについて、見ていきましょう。

1、自由にカスタマイズできるチャットボット

GoogleとOpenAIは、強力な言語モデルをベースに、誰でも簡単に自分だけのチャットボットを作成できるツールを開発しています。

AIはより身近な存在となり、私たちの生活を豊かにするでしょう。

GPT-4やGeminiのような最先端のAIモデルは、テキスト、画像、動画を処理することができ、新しいアプリケーションの可能性を広げています。不動産仲介業者は、過去の物件情報をAIにアップロードし、新しい物件の説明を生成させることができるようになるかもしれません。

しかし、AIの成功はその機能性にかかっています。

言語モデルが時には不正確な情報を生成したり、バイアスを持っていたりすることがあります。また、ウェブを閲覧できるAIはハッキングのリスクがあります。テック企業はこれらの問題に対処する必要があり、新しい技術が普及するにつれて、顧客に対しても解決策を提供することが求められます。

2、AIの進化と映画産業への影響

昨年、静止画から短い動画を作るAIが初めて公開されました。最初は不完全なモデルでしたが、技術はどんどん改良されています。

AIによる動画制作の進歩

Runwayという会社は、AIで動画を作る技術を開発していて、数ヶ月ごとに新しいバージョンを出しています。最新の「Gen-2」は、短く高品質な動画を作ることが可能です。ディズニーピクサーのような映画動画も作れてしまいます。

また、AIで作った映画を見せ合う映画祭もやっています。優勝賞金は6万ドルで、トップ10の映画はニューヨークとロサンゼルスで公開されるとか。

映画制作のみならず、マーケティングやトレーニングにもAIが使われています。イギリスのSynthesiaは、俳優の演技をディープフェイクでどんな脚本にも合わせる技術を作っており、多くの大企業がこの技術を使っています。

しかし、AI技術が進むと、俳優にとっても大きな問題が浮上します。2023年に俳優組合が、AIの使い方が不当だとストライキを起こしたのです。

このことを受け、Bell & WhistleのSouki Mehdaoui氏は、「俳優の言い分はわかるが、映画製作の技術は根本的に変化している」と語りました。

3、ロボット工学者たちは、AIの進歩を活かして

さらに変化があるのは、ロボット市場です。

AIの進歩を活かして、さまざまな仕事をこなせるロボットを作り出そうとしています。今後のロボットは、今までのように一つの仕事だけでなく、多くの異なるタスクを行うことができるようになります。

パンケーキをひっくり返すロボットやドアを開けるロボットを別々に作る必要はなく、一つのロボットがいろいろなことをできるようになります。

しかし、ロボットにはまだ解決しなければならない問題があります。

AIはインターネット上の大量のテキストや画像を使って学びますが、ロボットが学ぶためのデータはまだ十分ではありません。ニューヨーク大学のピント博士のチームは、ロボットが自分で学び、データを作る方法を開発しています。また、大手企業もロボットの訓練に使える大きなデータセットを作り始めています。

この新しいAIの方法は、自動運転車にも使われています。WayveやWaabiなどの会社は、新しいAIモデルを使って、車を運転する技術を進化させています。

小さな会社でも大きな会社と競争できるようになりました。これからのロボットも、このように進化していくでしょう。

AIの課題

しかし、AIにはまだまだ解決すべき問題があります。

著作権問題やAIによる人間生活の破壊、さらにAIによる解釈の違いなどです。AIの共存を否定する人や団体も少なくありません。

AIと人間は、それぞれの得意分野や強みを持っています。

AIは高度な計算やデータ処理を得意とし、一方で人間は創造性や倫理的判断、感情的理解などの能力を持っています。両者が協力し合うことで、より効率的で創造的な解決策を見出すことができます。

適切なバランスと協力関係を築くことが、より持続可能で豊かな未来を築くための鍵となるでしょう。

まとめ

このように、AIの未来は明るいものですが、同時に多くの課題を抱えています。

私たちはこれらの課題に立ち向かい、AIの可能性を最大限に引き出すために努力を続ける必要があります。そして、来年、私たちの予測がどれだけ当たっていたかを確認するのが楽しみです。

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この記事を書いた人

産後に子育てしながら、独学でウェブの勉強を始め、現在はアメリカのベンチャー企業にフルリモートで勤務。
副業として国内の中小企業のウェブ事業支援を個人で行っており、制作したサイトが、週刊文春や読売新聞に掲載された実績をもつ。

趣味は子供とアニメを見ながらゴロゴロすること。

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