CanvaがAdobeへ挑戦状を叩きつける?デジタルデザインの新たな波

ブラウザ上で簡単にデザインができるツール「Canva」が、今後さらに大きな会社へとなりそうです。

デザインツールで有名な会社といえば、フォトショップやイラストレーターを提供しているAdobeですが、canvaはAdobeを超える動きをするのではないかなと話題になっています。

この記事では、CanvaがAdobeへ挑戦状を叩きつけた件について、解説していきます。

目次

CanvaとAdobeがデザインツールで対立か

Online graphic design platform provider Canva announced its acquisition of Affinity on Tuesday. The purchase adds tools for creative professionals to the Australian startup’s repertoire, presenting competition for today’s digital design stronghold, Adobe.

Canva’s Affinity acquisition is a non-subscription-based weapon against Adobe

オーストラリア発の革新的なデザイン企業Canvaが、デジタルデザイン界の巨人アドビに挑戦する新たな一手を打ち出しました。

それは、デザイン会社のAffinityを買収したこと。

今回の買収が、デザイン業界をざわつかせています。この戦略的な一手により、Canvaはアドビの独占に対抗するための強力な武器を手に入れたからです。

そもそもCanvaってどんなツール?

Canvaは、デザインを手軽に作成できるツールを提供している会社です。

このツールを使うと、ポスターやプレゼンテーション、SNS投稿など、さまざまなデザインを作成できます。

特に、専門的なデザインの知識がなくても、使いやすいテンプレートやツールが豊富に揃っているのが特徴。またデザインの経験が少なくても、プロのような見栄えのデザインが簡単に作れるので、学校のプロジェクトやSNS投稿、イベント告知などに活用することができます。

Affinityってどんな会社?

Affinityは、グラフィックデザインやイラストレーション、写真編集などのソフトウェアを開発している会社。

専門家からアマチュアまで幅広いユーザーに向けて設計されており、代表的な製品には、Affinity Designer(ベクターグラフィックス向け)、Affinity Photo(写真編集向け)、Affinity Publisher(ページレイアウト向け)などがあります。

これらは、Adobe製品に代わる選択肢として人気があるアプリ。Affinityのソフトウェアは、高機能でありながら手頃な価格で提供されており、クリエイティブなプロジェクトを実現するための強力なツールとして利用されています。

そもそも何でCanvaはAffinityを買収したの?

Canvaが買収しているのは今回だけではありません。実は、2013年の創業以来、FlourishやKaleido、Pixabayなど、多くの企業を買収してきました。

しかし、今回のAffinity買収は、その規模と影響力において、これまでのどの買収にも匹敵しないものです。

90人のスタッフを擁するAffinityは、Canvaにとって価値ある資産。

AffinityのCEO、アシュリー・ヒューソン氏は、買収の可能性についてCanvaから接触を受けてから2ヶ月後にこのニュースを公表しました。

CanvaとAffinityでどんなデザインツールになるのか

Canvaの1億7,500万人ユーザーがさらに増える可能性

Canvaは、買収前には既に1億7,500万人のユーザーを抱えていましたが、その内の9,000万人は2022年9月にCanvaがVisual Suiteを立ち上げてから加わった新規ユーザーです。Affinityの加入により、Canvaはビジネス市場へのアピールを強化し、さらなるユーザー層の拡大を目指します。

AffinityのデザインツールがCanvaに登場?

Affinityは、iPad、Mac、Windows PCに対応する写真編集ソフト、ページレイアウトソフト、そして多くのプロフェッショナルが使用するベクターグラフィックソフトウェア「Designer」を含むクリエイティブスイートを提供しています。

これにより、CanvaはAffinityの技術を活用して、自社のサービスをさらに充実させることができます。

Affinityツールがサブスクで利用できるかも?

Affinityは、永久ライセンスの提供により、アドビのサブスクリプションモデルに代わる選択肢としてクリエイティブプロフェッショナルから支持を集めてきました。

Canvaはこの買収を通じて、Affinityユーザーに対して永久ライセンスの継続を約束し、公正かつ手頃な価格を保証することを明言しています。

Affinity機能がCanvaで使える?

CanvaとAffinityの統合は、両社のユーザーにとって新たな可能性を開くことでしょう。Canvaは、Affinityのツールをサブスクリプションとして提供する可能性も示唆しつつ、永久ライセンスの利用を保証しています。

これにより、ユーザーはAffinityのアセットをCanvaのプラットフォームで共有し、共同作業を行う新たな方法を享受できるようになります。

まとめ

この買収は、デジタルデザイン業界における大きな変化の兆しとなるかもしれません。CanvaとAffinityの未来は、クリエイティブな可能性に満ちています。

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この記事を書いた人

産後に子育てしながら、独学でウェブの勉強を始め、現在はアメリカのベンチャー企業にフルリモートで勤務。
副業として国内の中小企業のウェブ事業支援を個人で行っており、制作したサイトが、週刊文春や読売新聞に掲載された実績をもつ。

趣味は子供とアニメを見ながらゴロゴロすること。

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