更新しないホームページのアクセスが減る理由!検索エンジンの評価基準とは

相談者

ホームページを作ったのに、全然アクセスが増えなくて困っています。

見たところ更新が長く止まっていますね。これでは検索でも訪問者にも評価されません。

相談者

やっぱり更新しないとダメなんでしょうか。忙しくて暇がないんですよね。

更新は営業と同義です。更新しないのであれば、そもそもお店を営業しないのと一緒ですよ。

ホームページを作ったあと、アクセスダウンの主な原因になっているのが「定期的に更新していない」こと。

多くの事業者が公開した時点で完成だと判断し、そこから運用を全くしないで評価を求めている傾向があります。数ヶ月・数年と更新が止まり「動いていない」と判断されたサイトはウェブ評価を大きく下げてしまいます。

更新することの重要性、どれくらいの更新頻度が適切なのかを、わかりやすく解説していきましょう。

目次

検索エンジンはホームページ更新頻度を定期的にチェックしている

更新しないとアクセスが減る理由のひとつは、検索エンジンの巡回(クロール)にあります。検索エンジンは世界中のサイトを巡回し、新しい情報の有無をチェックしています。

検索エンジンとは、インターネット上の膨大な情報の中から、ユーザーの入力したキーワードに最も合うページを瞬時に探して表示する「情報の検索システム」のこと。

この検索エンジンのクローラーが「巡回するたびに何も変化がないな」と判断すると、そのサイトの重要度を低く判断し、検索表示回数を下げていきます。

すると、新しい情報を追加しても気づかれにくくなり、検索表示の順位にも影響が出てしまいます。

更新を止めることで起きる三つの危険性

ホームページはお店の「顔」とも呼べる場所。その更新を止めることは、ただ単にアクセスが減るだけでなく、お客さんお使用をあなたのビジネスや活動のチャンスを逃していることになります。

特に事業者がホームページの更新を止めることには、以下の3つの大きな危険性があります。

1.信用を失う

あなたが何かサービスを利用しようとするとき、その会社のホームページの「最終更新日」が数年前のままだったらどう感じるでしょうか?「この情報はもう古くて使えないのではないか」「会社自体がもう活動していないのではないか」と、まず不安になりますよね。

訪問者はサービス内容が本当に利用可能なのか判断できず、情報が古いというだけで「不信感」を抱いてしまいます。

せっかく興味を持ったお客さんでも、不安を感じた瞬間にページを閉じてしまい、結果として問い合わせや購入といったチャンスを逃してしまうのです。特に、ホームページはあなたの「顔」であり、その顔が古くて信用できないと判断されると、Webサイト全体の信頼性(EEAT)が大きく損なわれることになります。

2.ライバル店の評価をあげてしまう

検索エンジンは、ユーザーにとって「最新で最も役立つ情報」を提供することを最優先に考えています。もしも、ライバル店が頻繁に情報発信していた場合、ライバル店の評価をさらに上げる傾向があります。

もし、あなたの同業者が定期的に新しい情報や記事を更新している場合、検索エンジンは「このサイトの方が新しい情報があって親切だ」と判断し、そちらを優先して検索結果の上位に表示させます。これは、あなたが更新を止めた瞬間から、あなたのホームページの順位が水面下で下がり始めていることを意味します。

更新を止めるリスクは、例えるならマラソンで立ち止まるようなものです。周りのランナー(競合)は走り続けているため、あなたが立ち止まった瞬間に差はどんどん開き、結果的にあなたのサイトへのアクセス(お客さんの流れ)は、競合のサイトへと向かってしまうのです。

3.リピート訪問が途絶える

ホームページを訪れるお客様の中には、「また新しい情報があるかもしれない」と期待して戻ってきてくれるリピーター(ファン)予備軍がたくさんいます。

しかし、ホームページの更新が止まっていて、前回と同じ情報しか載っていなかったらどうでしょうか?

訪問者は「期待して来たのに何も変わっていない」とガッカリし、再訪する理由を失ってしまいます。この状態が続くと、あなたのホームページは「一度見たら終わり」のサイトとなり、継続的なアクセスが途絶えていきます。

リピート訪問が途絶えるリスクは、お店で例えるなら「常連さんが来なくなる」こと。常連さん(リピーター)がいないお店は、常に新規のお客さんを探し続けなければならず、集客の労力が何倍にも増えてしまいます。

事業者が取り組むべき最低限のホームページ更新頻度と内容

更新と言っても毎日更新する必要はありません。まず目安として、月に一度でも何かしら手を入れることが現実的です。この頻度でも、生きているサイトであると伝えることができます。

更新内容の例としては、以下のような軽い内容で十分です。

ホームページ更新頻度と内容
  • 月替りのメニューや休業日などのお知らせ欄を月に一度更新する
  • 営業時間や予約情報など、日付入りで最新状況を追加する
  • サービス内容や料金を最新のものにする
  • 新しい写真を差し替える

情報量が少ないホームページほど、この小さな更新の積み重ねで評価が改善します。

更新を続けるための簡単なコツ

更新が面倒に感じる場合は、作業をスケジュール化してしまうのが効果的です。例えば、毎月初めをお知らせの更新日などと決めて、カレンダーに登録しておきます。

当日になったら、お知らせ欄に一行追加するだけでも構いません。どんな内容を書くか悩む必要はなく、事務的な内容でも定期的に公開することが重要です。

半年ほど続けると、検索エンジンの巡回頻度が安定し、アクセス改善が徐々に見えてきます。

まとめ ホームページは更新して初めて資産になる

相談者

ほんの少し更新するだけでも効果があるんですか。

はい。月に一度の更新でも、検索エンジンに「このサイトは動いている」と伝わります。難しく考えすぎなくても構いません。お客さんに伝えたいこと、知らせたいこと、事業の報告でもいいんです。

相談者

それなら自分にも続けられそうです。まずは今月分から更新してみます。

ホームページは作っただけでは成果を生みません。

この定義は100万円のサイトでも100円のサイトでも同じです。ホームページの真の価値とは、更新しながら自身の手で作り上げていくものなのです。

更新という手入れを続けることで、初めてアクセスを呼び込む資産に変わります。

まずは、お知らせ欄に一行でも追加するところから始めてみてください。継続的なホームページ 更新が、アクセス不足の悩みを解消する最初の一歩になるでしょう。

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この記事を書いた人

東北在住。
子育てしながらアメリカVCでリモート勤務したのち、国立大学法人の広報に所属。全国の中小企業のweb事業支援として、リクルートや生活情報サイト、クリニックなどのオウンドメディア運用・分析なども請け負う。

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