魔王様!UIが悪いと誰も読んでくれません




あとがき:ユーザーの流れもUIで設計してしまいましょう

UIって結局なんなのだ? 見た目を派手にして、入口のすぐ下に“購入”を置けば早いだろ。迷う前に出せば押す、違うか?



UIとは、ユーザーインターフェース(User Interface)の略で、一言で言うと「迷わせない導線作り」のことです。押させるより押したくなる道作りがUIです。



じゃあ、その下に文字をたくさん入れて、ボタンを色ちがいでいっぱい置く。派手なら目に入るだろう?



情報をぎゅうぎゅうに詰め込むと、通路に物を置きすぎたお店みたいになります。見る人はどこに進めばいいのか分からなくなって、出て行ってしまいます。ボタンは大きいのを一つだけにします。色も形も場所も、いつも同じにして、『これが進むボタンだ』とすぐ分かるようにします。



そうか、では写真は大きくたくさん、アニメーションも派手にして印象に残そう。重くなっても気合で見せられるだろ



いえ、重いサイトは開く前に閉じられます。画像は軽く・必要な分だけ。写真は「キレイ」よりも「分かりやすい」を優先します。アニメーションはどうしても入れたいなら、さりげなく・早めに終わるものに絞りましょう。



なるほどな。ただ見た目を飾るんじゃなくて、道を作るってことか。ではどんな内容の文章や写真をいけばいいのだ?



はい、最初は3つだけ決めましょう。「何のページか」「どんな人に向けているか」「次にどうすればいいか」それぞれ一言ずつでも構いません。 どんなサイトでもまずこの3つだけで十分です。



じゃあ次に、何を手直しすべきだ?



次回はこの並び順と、スマホで見たときにどう映るか、一緒に整えていきましょう。
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