ホームページを作るとき、どのツールを使えばいいのか、どんな特徴やメリットがあるのか、わからない方も多いと思います。
そこで、この記事では、人気のホームページ作成ツールについて、解説しています。自社に合ったツールを見つける参考にしてください。仕事や副業でホームページを作りたい方は、必見です。
ホームページは自分で作成できるが、デメリットもある
近年では、専門知識がなくてもホームページを自分で作成できるツールが増えてきました。無料のブログやSNS、または独自ドメインを使っての本格的なホームページ作成など、選択肢も豊富です。ただし、それぞれにメリットとデメリットがあるため、目的や予算に応じた選択が大切です。
無料ブログやSNSを利用するとは
もっとも手軽な方法は、無料ブログサービス(noteやAmebaブログなど)や、SNS(InstagramやXなど)を利用することです。これらは登録後すぐに発信を始められ、費用もかからないため初心者にはハードルが低い選択肢です。
しかし、サービスの仕様に依存するため、デザインの自由度は限られています。また、規約変更やサービス終了のリスクもあるため、ビジネス用途には不向きな場面もあります。情報の信頼性やブランディングを重視する場合には、無料ツールでは限界を感じるかもしれません。
ドメイン取得してホームページを構築する
本格的にホームページを運用したい場合は、独自ドメインを取得してサーバーを契約し、WordPressなどでサイトを構築する方法があります。これにより、デザインや機能を自由にカスタマイズでき、資産として長く運用することが可能になります。
ただし、この方法ではサーバー費用やドメイン代などの初期費用におよそ2万円前後が必要です。また、基本的なWebの知識や管理の手間もあるため、初心者にはややハードルが高く感じるかもしれません。それでも「自分だけのサイトを持ちたい」「集客や収益を目的としたい」という場合には、最も適した手段といえるでしょう。
自分で企業ホームページ作成するなら「ドメイン取得」がおすすめ
企業が信頼性の高いホームページを運営するなら、独自ドメインの取得が最適です。独自ドメインは自社の資産として管理でき、他サービスに依存せず長期的に運用できるのが大きな強みです。無料ブログやSNSでは突然の仕様変更やサービス終了リスクがあり、会社の信頼にも関わります。独自ドメインなら、ブランディングやSEO効果も高まり、将来的には営業や採用にも活かせる「資産」としてホームページを活用できます。
一方で無料ブログのようなプラットフォームにはいくつかの制限やデメリットがあります。一体どんなデメリットがあるのか具体的に見ていきましょう。
理由1.無料ブログは「他社の広告」が表示される
無料プランでは「企業のバナー」や「ホームページ作成ツールのロゴ(リンク)」など、いわゆる「広告」が表示されることが多い傾向です。
これは、ホームページ作成ツールの運営会社がサービスの宣伝や収益化をするために必要なことですが、ユーザーにとっては見た目が悪くなったり、信頼性が低くなったりする可能性があります。特に、ビジネスやブランディングを目的としたホームページでは、広告は避けたいところ。
理由2.無料ブログは独自ドメインが使用できない
次に、独自ドメインを利用する場合には、基本的に有料プランにアップグレードする必要があります。独自ドメインとは、「example.com」や「example.co.jp」など、自分で好きな名前を付けられるホームページのアドレスのことです。無料プランでは、「example.wixsite.com」や「example.wordpress.com」など、ホームページ作成ツールの名前が入ったサブドメインを使わざるを得ません。これも、見た目や信頼性の面で不利になることがあります。また、独自ドメインは検索エンジンにも好まれる傾向があるので、SEO(検索エンジン最適化)を考えるなら有料プランへの移行がおすすめです。
理由3.無料ブログは機能制限がある
最後に、デザインテンプレートの数や機能が制限されることが多いです。ホームページ作成ツールでは、事前に用意されたデザインテンプレートを選んでカスタマイズすることで、簡単にオリジナルのホームページを作れます。しかし、無料プランではテンプレートの種類やカラーの変更などができない場合があります。また、ブログやショッピングカートなどの機能も制限されることがあります。
無料で自分で作成できるホームページ作成ツール
自分の好みや目的に合ったホームページを作りたいなら、年間2〜3万円ほど支払ってでも、独自ドメインを作成し選択肢を広げることをお勧めします。
今回は無料で使えるホームページのツールをピックアップしました。これはホームページのシステムで、ホームページのデザインの元となるCMSと呼ばれるものです。
それでは、どんなものがあるのか、早速見ていきましょう!
WordPress(ワードプレス)
WordPressは、世界で最も使われているホームページ作成ツールです。実にインターネット上のサイトの約4割がWordPressで作られていると言われています。WordPressの特徴は、豊富なテーマやプラグインで、自分好みのサイトをカスタマイズできることです。また、SEO対策や多言語対応など、高度な機能も備えています。ただし、WordPressは自分でサーバーを用意したり、セキュリティやバックアップなどの管理をしたりする必要があります。初心者には少し難しいかもしれません。
Wix(ウィックス)
Wixは、ユーザー数2億人を越えるホームページ作成サービスです。Wixの特徴は、ドラッグアンドドロップで簡単にサイトを作れることです。500種類以上の美しいテンプレートから選べるほか、自分でデザインすることもできます。また、Wixはサーバーやドメインも提供してくれるので、手間がかかりません。さらに、ブログやECサイトなどの機能も充実しています。ただし、Wixは無料プランでは広告が表示されたり、独自ドメインが使えなかったりするので、有料プランにする必要があります。
ペライチ
ペライチは、スタイリッシュでシンプルな1ページのサイトを簡単に作成できるツールです。ペライチの特徴は、テンプレートから好きなパーツを選んで組み合わせるだけでサイトが完成することです。写真や文字などの編集も直感的にできます。また、ペライチはレスポンシブデザインに対応しているので、スマートフォンやタブレットでも見やすいサイトになります。ただし、ペライチは1ページしか作れないので、複数ページのサイトを作りたい場合は向いていません。
Jimdo(ジンドゥー)
Jimdoは、質問に答えるだけでサイトが完成する「AIビルダー」を搭載したホームページ作成サービスです。Jimdoの特徴は、AIが自動的に最適なテンプレートやレイアウトを選んでくれることです。また、JimdoはドメインやSSL証明書も無料で提供してくれるので、安心してサイトを公開できます。さらに、JimdoはECサイトやブログなどの機能も充実しています。ただし、JimdoはAIビルダーで作ったサイトはあまりカスタマイズできないので、自分で細かくデザインしたい場合は向いていません。
Goope(グーペ)
Goopeは、小規模店舗に最適なデザインテンプレートを提供するホームページ作成サービスです。Goopeの特徴は、業種別に最適化されたテンプレートから選べることです。例えば、美容院やカフェなどの店舗向けのテンプレートがあります。また、Goopeは予約システムやクーポン発行などの機能も備えているので、集客に役立ちます。ただし、Goopeはテンプレートの種類が少ないので、オリジナリティの高いサイトを作りたい場合は向いていません。
Ameba Ownd(アメーバ オウンド)
Ameba Owndは、SNSやECサイトとの連携も可能なホームページ作成サービスです。Ameba Owndの特徴は、AmebaブログやInstagramなどのSNSと簡単に連携できることです。また、Ameba OwndはBASEやSTORES.jpなどのECサイトとも連携できるので、オンラインショップを開設することもできます。さらに、Ameba Owndは無料プランでも独自ドメインが使えるので、ブランディングにも効果的です。ただし、Ameba Owndはテンプレートが少なく、カスタマイズ性も低いので、デザインにこだわりたい場合は向いていません。
Googleサイト
Googleサイトは、Googleの提供する無料ホームページ作成サービスです。Googleサイトの特徴は、GoogleドライブやGoogleフォームなどのGoogleアプリと連携できることです。また、Googleサイトはドラッグアンドドロップで簡単にサイトを作れるほか、チームで共同編集することもできます。さらに、Googleサイトは無料で使えるうえに広告も表示されないので、コストパフォーマンスが高いです。ただし、Googleサイトはデザインや機能が限られているので、本格的なサイトを作りたい場合は向いていません。
BiNDup(バインド・アップ)
BiNDupは、こだわったサイトが作成できるカスタマイズ性の高いホームページ作成サービスです。BiNDupの特徴は、HTMLやCSSを使って自由にデザインできることです。また、BiNDupはSEO対策やアクセス解析などの機能も備えています。さらに、BiNDupは有料プランでも月額500円から利用できるので、低予算でも利用できます。ただし、BiNDupはHTMLやCSSの知識が必要なので、初心者には難しいかもしれません。
Webnode(ウェブノード)
Webnodeは、世界190カ国で4,000万人以上が利用しているホームページ作成ツールです。800種類以上のテンプレートと写真・動画素材が2万点以上用意されています。また、レスポンシブデザインに対応しているので、スマートフォンやタブレットでも見やすいサイトが作れます。Webnodeは、無料プランからビジネスプランまで4種類のプランがあります。無料プランでは、Webnodeのサブドメインが付きますが、有料プランでは独自ドメインが取得できます。また、有料プランでは広告も非表示にできます。Webnodeは、使い勝手がバツグンで、初心者でも簡単にサイトを作成できるサイトビルダーです。
CLOUD LINE(クラウドライン)
CLOUD LINEは、日本国内で約10万人が利用しているホームページ作成ツールです。CLOUD LINEは、シンプルな操作で素早くサイトを作成できることが特徴です。テンプレートは約100種類ありますが、自分でカスタマイズすることも可能です。また、CLOUD LINEはSEO対策やアクセス解析なども充実しています。CLOUD LINEは、無料プランと有料プランがあります。無料プランでは、CLOUD LINEのサブドメインが付きますが、有料プランでは独自ドメインが取得できます。また、有料プランでは広告も非表示にできます。CLOUD LINEは、シンプルに素早くサイトを作成したい方におすすめです。
Crayon(クレヨン)
Crayonは、スマートフォンでホームページを作れるサービスです。Crayonは、アプリをダウンロードして、スマホのカメラで撮影した写真や動画を使ってサイトを作成できます。テンプレートは約50種類ありますが、自分でカスタマイズすることも可能です。また、CrayonはSNSとの連携も簡単にできます。Crayonは、無料プランと有料プランがあります。無料プランでは、Crayonのサブドメインが付きますが、有料プランでは独自ドメインが取得できます。また、有料プランでは広告も非表示にできます。Crayonは、スマホで手軽にサイトを作りたい方におすすめです。
STUDIO(スタジオ)
STUDIOは、完全オリジナルのデザインが作れるホームページ作成ツールです。STUDIOは、テンプレートを使わずに、自分でデザインしたサイトを作成できます。また、STUDIOはコーディング不要で、ドラッグアンドドロップやクリックだけでサイトを作成できます。STUDIOは、無料プランと有料プランがあります。無料プランでは、STUDIOのサブドメインが付きますが、有料プランでは独自ドメインが取得できます。また、有料プランでは広告も非表示にできます。STUDIOは、完全オリジナルのデザインを作りたい方におすすめです。
webflow(ウェブフロー)
webflowは、プロのようなサイト制作が可能なホームページ作成ツールです。webflowは、コーディング不要で、高度なアニメーションやレスポンシブデザインなどを実現できます。また、webflowはCMSやEC機能も備えています。webflowは、無料プランと有料プランがあります。無料プランでは、webflowのサブドメインが付きますが、有料プランでは独自ドメインが取得できます。また、有料プランでは広告も非表示にできます。webflowは、プロのようなサイト制作をしたい方におすすめです。
Bubble(バブル)
Bubbleは、Webアプリケーションが作れるホームページ作成ツールです。Bubbleは、コーディング不要で、データベースやユーザー認証などの機能を持ったWebアプリケーションを作成できます。また、BubbleはAPIや外部サービスとの連携も可能です。Bubbleは、無料プランと有料プランがあります。無料プランでは、Bubbleのサブドメインが付きますが、有料プランでは独自ドメインが取得できます。また、有料プランでは広告も非表示にできます。Bubbleは、Webアプリケーションを作りたい方におすすめです。
BASE(ベイス)
BASEは、ネットショップ作成に特化したホームページ作成ツールです。月額料金は無料で、売上手数料も1.3%と低く抑えられています。独自ドメインも無料で取得できるので、プロフェッショナルな印象を与えることができます。BASEは、約90万人の利用者がいる国内最大級のサービスです。商品登録や在庫管理、注文管理などが簡単にできるほか、デザインテンプレートも豊富に用意されています。また、SNSやメルマガとの連携も可能で、集客や販促にも効果的です。
STORES(ストアーズ)
STORESも、ネットショップ作成に特化したホームページ作成ツールです。月額料金は無料で、売上手数料は3.6%です。独自ドメインは有料プランから利用できます。STORESは、約60万人の利用者がいるサービスです。商品登録や在庫管理、注文管理などが簡単にできるほか、デザインテンプレートも豊富に用意されています。また、予約販売や定期販売などの機能もあります。さらに、LINEやInstagramとの連携も可能で、SNSマーケティングに強みがあります。
Shopify(ショッピファイ)
Shopifyは、世界190カ国で200万人以上が利用するネットショップ作成ツールです。月額料金は2,980円からで、売上手数料は2.9%+30円です。独自ドメインも有料で取得できます。Shopifyは、商品登録や在庫管理、注文管理などが簡単にできるほか、デザインテンプレートも豊富に用意されています。また、多言語対応や海外発送などの機能もあります。さらに、FacebookやInstagramとの連携も可能で、グローバルな販売に対応できます。
無料で自分でHP作るなら知識が必要
無料でホームページを作れるツールは多数ありますが、ある程度の知識が必要になります。デザインの調整や画像サイズの最適化、ページ構造の考え方など、基本的なウェブの仕組みを理解していないと「思った通りに表示されない」といった壁にぶつかることも。また、SEO対策やスマホ対応など、見た目以上に重要なポイントも多くあります。完全初心者の場合は、最初から完璧を目指すのではなく、必要な知識を少しずつ学びながら進めていく姿勢が大切です。
まとめ
無料で作成できるツールはたくさんありますが、それぞれに制限や注意点があります。そのため、自分の目的やニーズに合ったツールを選ぶことが重要です。
また、無料で作成したホームページを公開するには、ドメインやサーバーの費用が必要になる場合もあります。初心者でも簡単にホームページを作成してみたいという方には、このページでご紹介したツールがおすすめです。
素敵なホームページを作ってみてくださいね。
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