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GTmetrixの評判がヤバい!URLを入力するだけで読み込み速度がわかる

「Webサイトの表示速度が遅くて直帰率が高い」「ページごとのパフォーマンス傾向を詳細に把握したい」――そんな課題を抱えるWeb担当者や開発者におすすめなのがGTmetrixです。
GTmetrixはURLを入力するだけで、モバイル・デスクトップ両方のページ読み込み速度や総合パフォーマンススコアを取得できる無料のオンラインツール。Core Web Vitalsをはじめとする主要指標をわかりやすく可視化し、どこを最適化すればよいか具体的なヒントを与えてくれます。

開発環境や継続的インテグレーションとの連携が容易で、テスト結果の履歴管理や自動リポート機能も充実。
本記事では、GTmetrixの基本機能から使い方、活用のコツまで、3500文字超のボリュームで徹底解説します。

目次

今すぐ使える!GTmetrixでできること

  • ページ読み込み速度やパフォーマンススコアの詳細分析
    GTmetrixはGoogle LighthouseとWebPageTestのエンジンを組み合わせ、ページ全体の読み込みタイムやパフォーマンススコアをモバイル・デスクトップ別にレポート。
    画像最適化、キャッシュ設定、JavaScriptやCSSのレンダリングブロック状況など、数十項目の評価を総合スコアとして提示します。
  • Core Web Vitals評価の可視化
    Largest Contentful Paint(LCP)、Time to Interactive(TTI)、Total Blocking Time(TBT)、Cumulative Layout Shift(CLS)など、ユーザー体験に直結する指標をグラフや数値で表示。
    どの段階でどれだけ時間がかかっているかを視覚的に理解でき、SEO対策やUX改善の優先順位が明確になります。
  • ウォーターフォール形式でのリクエスト分析
    HTML、CSS、JavaScript、画像、フォント、外部APIなど、ページ読み込み時のすべてのリクエストをウォーターフォールチャートに展開。
    各リソースの読み込み開始から完了までのタイミングとサイズを詳細表示し、遅延が発生している箇所や不要なリクエストを効率的に特定できます。

これらの機能により、「画像圧縮が不十分でLCPが悪化している」「外部スクリプトがTTIを遅延させている」「CSSの肥大化で初期表示が遅い」といった具体的な課題を、技術レベルに応じてすぐに把握可能です。

使い方はたったの3ステップ

ステップやることメモ
1gtmetrix.comにアクセスし、解析したいページのURLを入力アカウント不要で最大2回/日テスト可能(無料プラン)
2テスト設定(リージョン・接続速度)を選択し、「Analyze」を実行東京・ロサンゼルスなど複数ロケーション、
回線は4G/DSLなどを擬似
3スコアやウォーターフォール、改善提案をレポートで確認レポートはCSVやPDFでエクスポート可能

ステップ2の接続速度設定では、実際のユーザー環境に近い4Gモバイル回線から、高速なケーブル回線までをシミュレート。
「東京からアクセスしたときの速度が平均何秒か」「海外ユーザーは何秒遅れるか」を比較できるので、グローバルサイトや多地域サイトの最適化にも役立ちます。

“ちょっと便利”な注目機能

  • テスト履歴の保存・比較(Historyタブ)
    過去のテスト結果をGTmetrixアカウントに自動保存し、日付ごとにパフォーマンススコアや各指標を並べて比較。
    最適化施策の効果を定量的に追跡し、リリースごとのパフォーマンス変化を可視化します。
  • 動画キャプチャ機能
    ページ読み込み中のビジュアル動作を動画として保存。
    ユーザーが最初にレンダリングされたコンテンツを見るまでの過程を再生可能で、
    実際のユーザー体験を関係者に共有しやすくなります。
  • テストロケーションと接続プロファイルの細かな選択
    世界20以上のテストサーバーロケーションから選択可能。
    「米国東海岸での速度」「欧州での速度」といった地域別比較や、低速回線・高速回線ユーザーの両方をシミュレートし、
    多様なユーザー環境でのパフォーマンスを検証できます。

これらを組み合わせることで、サイト速度最適化は「やった・やっていない」のチェックリストではなく、
「どの施策でどれだけ改善したか」を具体的な数値とグラフで管理するプロセスに昇華します。

こんな人におすすめ!

  • ページ読み込みの遅さで直帰率が高いと感じているWeb担当者
  • Core Web Vitalsを改善してSEO順位を維持・向上させたいSEO担当者
  • 複数ページの速度比較や履歴管理を手軽に行いたい開発者・運用者

特に、定期的なアップデートや新機能追加を行うWebサイトでは、
リリースごとのパフォーマンスを継続的に監視し、ユーザー体験を維持するための必須ツールと言えます。

まとめ

GTmetrixは、URLを入力するだけでモバイル・デスクトップ両面の詳細なパフォーマンススコアとCore Web Vitals指標を瞬時に取得し、ウォーターフォール分析や改善提案、過去履歴比較、動画キャプチャ機能まで備えた
総合的な速度テスト&最適化プラットフォームです。
テストロケーションや接続プロファイルを細かく調整し、実際のユーザー環境をシミュレーションしながら最適化を進めたい方に、ぜひ活用していただきたいツールです。

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この記事を書いた人

国家公務員。都内やアメリカで企業のオウンドメディアのSEO対策やアクセス解析など、WEBマーケティングの業務に従事した後、地元・東北でフリーでWEBコンサルの仕事を請け負う。現在は地元で国家公務員として勤務。中高生の子供を育てながらワーママとして活動中。リゼロとマイクラが好き。

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