オンラインショップやブログ、ゲームホストなどさまざまな用途で必要となるサーバー。
自作サーバーはセキュリティ対策や運用管理が難しく、初心者にはハードルが高いものです。レンタルサーバーなら手間なく導入でき、技術サポートも充実しているため安心して運用をスタートできます。
この記事では無料プランから用途別まで、レンタルサーバー選びのポイントを詳しく解説します。
レンタルサーバーのメリット
自宅や自社でサーバーを立てる場合、ハードウェアの購入費用に加え、電気代や冷却設備、ネットワーク回線確保のコストがかかります。
またセキュリティパッチ適用、障害対応、バックアップ運用など運用負荷が高くなりがちです。一方、レンタルサーバーなら初期投資ゼロで即利用可能。24時間365日の技術サポート、定期バックアップ、自動アップデート機能を備えたプランが多く、運用負担を大幅に軽減できます。
さらに契約プランを変更するだけで容量や性能を柔軟に拡張できるので、事業の成長に応じたスケールアップが容易です。
無料サーバーの選び方
無料プランを選ぶ際は、広告表示の有無とディスク容量、転送量の上限をまず確認しましょう。
広告が過度に表示されるとユーザー体験が損なわれるため、管理画面で広告非表示設定が可能かをチェックしましょう。無料プランはディスク容量が限られるため、必要な容量を見積もった上で余裕のあるサービスを選びます。転送量の制限が低いとアクセス集中時に表示速度が落ちるので、月間5GB以上の転送量が保証されるサービスをおすすめします。
また、WordPressや静的サイトを簡単に設置できるワンクリックインストール機能があるか、PHPやMySQLのバージョンが最新に対応しているかも重要です。以下は無料プランを提供する代表的なレンタルサーバーです。
- XFREE(エックスフリー):広告表示なし、ディスク容量1GB、月間転送量10GBまで無料
- CPIフリー:WordPress簡単インストール、PHP7対応、メール10アカウント無料
- FC2レンタルサーバー(無料):ディスク容量200MB、CGI対応、広告表示はボタンでオフ可能
- netowlフリープラン:MySQL1つ、PHP対応、バージョン切替も無料で実施
- さくらのレンタルサーバ 無料プラン:ディスク100MB、FTPアカウント5個、広告はコントロールパネルで非表示
ホームページ構築のためのサーバーの選び方
企業サイトやポートフォリオなど比較的静的なコンテンツ中心のホームページを構築する場合は、稼働率と安定性が最優先。ディスクIO性能が高く、SSDを採用しているプランを選びましょう。
また、HTTP/2やIPv6に対応した高速通信機能は必須です。SSL証明書(無料Let’s Encrypt対応)が標準で付帯し、セキュリティ対策が簡単に行えるものを選ぶと安心です。
さらに、マルチドメイン対応やサブドメイン無制限のプランなら複数サイトの運営にも柔軟に対応可能です。以下のサーバーは企業サイト構築に強みがあります。
- エックスサーバー:SSD標準搭載、HTTP/2対応、マルチドメイン無制限
- ConoHa WING:NVMe SSD採用、高速キャッシュ機能、無料SSL、自動バックアップ
- ロリポップ!スタンダード:初期費用無料、容量200GB、メールアドレス無制限
- heteml:大容量SSD、独自キャッシュで高速表示、商用利用安心
- KUSANAGI for ConoHa:WordPress高速化チューニング済み、IPv6対応、セキュリティ強化
ブログ構築のためのサーバーの選び方
ブログ運営では、CMSの動作が軽快であることとプラグイン利用の自由度が重要です。
WordPressを快適に動かすためにPHP高速化(例えばPHP-FPM対応)やOPcache機能があるプランを選択しましょう。また、アクセス増加に備えてCDN(コンテンツ配信ネットワーク)連携が可能かをチェックします。バックアップ機能はもちろん、ワンクリックで復元できるかも確認しましょう。
加えて、FTP接続やSSH接続が提供されていると、上級者向けのカスタマイズにも対応できます。以下のサービスはブログに人気です。
- mixhost:全プランSSD、LiteSpeed+LSCache対応で高速、SSH利用可
- WPX Hosting:WordPress専用、高速キャッシュ、24時間電話サポート
- カゴヤ・ジャパン:マネージドWAF標準、マルチPHP対応、自動バックアップ
- コアサーバー:MySQL無制限、nginx構成で高速、FTP+SSH利用可能
- スターサーバー:WordPress簡単インストール、無料SSL、メール無制限
ゲームサーバーの選び方
ゲームサーバーをレンタルする際は、低遅延の回線品質とCPU性能、メモリ容量が最重要です。
国内複数拠点のネットワークを持つサービスを選ぶと、プレイヤー間の通信が安定します。プランによってはワンクリックでマインクラフトやARKなどのサーバーを自動構築できるため、初心者にも扱いやすいです。
DDoS対策や24時間サポートの有無、バックアップをどの頻度で取得できるかも確認してください。以下は代表的なゲームサーバー提供会社です。
- エックスサーバーGAMES:国内低遅延回線、自動セットアップ、日額プラン
- ConoHa for GAME:ワンクリック起動、IPv6対応、短期利用OK
- さくらのVPS:専有リソース、国内データセンター、カスタムOS可
- KAGOYA CLOUD VPS:時間単位課金、DDoS防御、即時スケールアップ
- AGAMES:無料トライアル、多ゲーム対応、24/7サポート
サーバーを選ぶときの注意点
ホームページ用サーバーとゲームサーバーでは求められる要件が異なります。
ホームページ用は安定性とSSL対応、多数アクセス時のレスポンスを重視し、CDN連携やキャッシュ機能がポイントです。一方ゲームサーバーは低遅延とCPU・メモリの専有性能、DDoS対策が必須です。また、バックアップの取得間隔や復旧手順、サポート体制の違いにも注意しましょう。さらに、無料プランを選ぶ場合は広告表示の有無や帯域制限がないかを事前に確認し、想定トラフィックに耐えうるプランを選ぶことが重要です。
まとめ
レンタルサーバーは自宅でサーバーを運営するリスクをお金で解決してくれます。また、プロの技術的なサポートも受けられるため、サーバー構築に自信がない人におすすめです。
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